【レビュー】IRCタイヤ JETTY PLUS 700×25C購入とファーストインプレッション
今回はIRCタイヤのJETTY PLUSを購入しましたので、購入の経緯や実走してみての感想等をお届けしたいと思います。
IRC JETTY PLUSてどんなタイヤ?
JETTY PLUSはIRC(井上ゴム工業)のタイヤラインナップの中でアーバンカテゴリーに分類される自転車用オンロードタイヤです。
画像はIRCのサイトより引用しています
2023年のリニューアルにより大幅に改良されています。
改良ポイントはこちら👇
- 転がり抵抗10%削減
- グリップ力22%向上、雨の日も安心
- 耐摩耗性は従来より3.7倍長持ち
※700Cモデルのみリニューアル、20インチは従来品の継続とのことです。
およそロードタイヤに求められる性能が軒並み向上していて、なんだか良い事ずくめですね。
ちなみに今回私が購入したサイズは700×25Cです。
装着するホイールはMAVICのキシリウムエリート(リムブレーキモデル/リム内幅17mm)になります。
用途としては主にブルべ等のロングライドになりますので、パンク時のリカバリー性を良くするためにクリンチャーで運用します。
購入の動機
今回JETTY PLUSを購入した切っ掛けはSNSでフォローさせて頂いているベテランランドヌールさんがJETTY PLUSを試してみて高く評価されていたからでした。
しかもコスパが非常に高いとあっては試さない理由がありません。
価格は何と1本¥2,500弱で買えてしまいます。
コンチネンタルGP5000を1本買う値段で3本も買えてしまいます!!
これは決して多くないお小遣いをやりくりしている私には、めちゃくちゃ有難い事です。
そんなわけでAmazonのブラックフライデー期間を狙って早速2本購入しました。
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開封から装着まで
それではいよいよ開封して取り付けをして行きます。
中身の確認
まずは中身の確認から。
箱の中身がこちらタイヤと一緒に日本語と英語の取扱説明書が同胞されています。
重さの確認
続いては気になるタイヤの重量の確認です。
重さは230gでしたIRCのホームページに記載の通り230gピッタリでした。
アーバン向けのタイヤなので特別軽いわけではありませんが、ロングライドで使う分には十分でしょう。
ホイールへ装着
重さの確認も終わったので、ホイールへ取り付けて行きます。
JETTY PLUSは回転方向が決まっているので、タイヤサイドに刻印されている矢印の方向を確認して間違わない様に組付けましょう。
組付けた時の感触はそれ程柔らかくは感じませんでした。コンチネンタルGP5000よりは多少ましかなと言うレベルでした。
私の技量もあると思いますが、素手で最後まではめるのは無理だったので、最後はタイヤレバーのお世話になりました。
装着後の確認
ホイールへの組付けが無事に終わった所で1つ気になる事を確認しました。
それは組付後の実際のタイヤ幅です。
今回購入したサイズは700×25cでしたがNEW ETRTO STANDARD(ニューエトルト スタンダード)と言う新規格のタイヤでした。
これはリムの内幅19mmのホイールに装着した場合に本来のサイズになる様に設計されていると言う物なので、私のキシリウムエリート(内幅17mm)では本来のタイヤ幅にならない可能性が高いのです。
私の予想ではタイヤ幅が25mmより細くなると思っていました。
そこで実際に装着後のタイヤ幅を計測した結果がこちらです👇
装着後のタイヤ幅がこちら予想通りタイヤ幅は25mmより細くなっており、23.27mmでした。
旧規格のホイールに新規格のタイヤを装着すると1つ下のタイヤ幅になると聞いてはいましたが、やはり23cの幅になっていました。
つまりJETTY PLUSを旧規格のホイールに装着して使う場合は、狙うサイズの1サイズ上を買わなくてはいけないという事です。
まあタイヤが本来の幅より細くなる事は薄々予想していたので、次回購入する場合は28cを購入すれば良い事が判り1つ勉強になりました。
実走確認
タイヤ幅は細くなってしまいましたが、乗り味は実際に走らせてみないと判らないので、休日に120km弱のテストライドで確認してみました。
空気圧の設定
JETTY PLUS 700×25cの空気圧のレンジは600~800PSIとなっているので、乗り心地重視で600PSIにしてみました。
タイヤ幅が23mmになったので乗り心地が悪くなっていないか不安でしたが、走ってみない事には判らないので、一先ずこれでトライしてみる事にしました。
実走時の感触と感想
少し不安を感じつつテストライドに出かけましたが、走り出して1kmも行かない内に、このタイヤを選んで正解だったと感じ始めました。
先ずは転がりの良さですが、JETTY PLUSの前に履いていたコンチネンタルGP5000と比較しても遜色が無いくらい良く転がります。もっさりした重い感じも無く、ペダルの回転に合わせてスムーズに加速してくれます。
そして特筆すべきは乗り心地ですが、これは明らかにGP5000より上回っていると感じました。
私が普段走る道は車通りの少ない田舎道が主で、アスファルトのひび割れや補修の継ぎはぎなどで荒れた路面が多く、GP5000では空気圧を下げてもギャップの突き上げを受けて非常にストレスを感じていました。
しかしJETTY PLUSはそのギャップの突き上げを上手に吸収して非常にマイルドにしてくれます。お陰でサドルやハンドルに加わる衝撃が減衰されて、走り終えた後の体へのダメージが明らかに減ったと感じることが出来ました。
この値段でこの性能は驚きです!
まとめ
テストライドを終えて思ったのは、この価格でこの性能ならば高級レーシングタイヤはもう必要無いなと言う事でした。
あくまでロングライドや週末のサイクリングをメインの用途としている私としては、このタイヤは正にベストマッチと言えます。
それにしてもIRCの開発力と企業努力には恐れ入りました。
国産メーカーで低価格な上に高品質と三拍子揃ったJETTY PLUSは今後リピート確定のレギュラー機材と言って良いでしょう。
次回購入時は是非28cを試してみたいと思います。
それではまた次の記事で。

