皆さんはサイクリングの時にパンク修理キットや工具類をどの様に持ち運んでいますか? 私はツールケースに必要な物を入れて持ち運んでいます。
という事で今回は私が普段、サイクリングの時に持ち歩いているツールケースとその中身をご紹介してみたいと思います。
目次
ツールケース
ライドに出かける時にパンク修理キットや工具類を持ち運ぶ方法としては、大きく分けてツールケース派とサドルバッグ派、そしてその両方を使う兼用派に分かれると思います。
ライドの目的や持ち運ぶ物の量によってどれを選ぶかは人それぞれだと思いますが、私は主にツールケースを長年愛用してきましたので、そちらをご紹介します。
ツールケース1.OGKカブト ツールボックス700
まず一つ目はOGKカブトのツールボックス700です。こちらはロードバイクを始めた当初に購入した物なので、かれこれ10年以上使い続けています。
材質はポリエチレン製で容量は700mℓとなっており、容器の内側と蓋の裏にはウレタンフォームが張り付けてあります。
中に入れている物はこちら👇
■OGKカブトツールケース700の中身
・ゴム手袋 1双
・予備チューブ 1本
・タイヤレバー 1セット(3本)
・携帯工具 1セット
・タイヤブート&パッチ 各2枚
・ミッシングリンク 1個
・携帯ポンプ用バルブアダプター 1個
このツールケースの良い点は樹脂製という事で、軽く防水性に優れている所です。雨の中を長時間走る様な時には、中身の水没を気にしなくて良いのが美点です。
ブルべ等のロングライドでダウンチューブに3つ目のボトルケージを取り付ける場合、このタイプのツールケースを使われる方を多く見かけますね。
半面良くない点としては、容量が700mℓとやや物足りない事、そして奥の物を取り出すために手前の物を全て出さないといけない点があります。とは言え雨にも汚れにも強いので雨天ライドでサドルバッグと併用する等、工夫次第で十分使えます。
ツールケース2.R250 ツールケース スリムロング
続いては、現在メインで使っているR250 ツールケース スリムロングです。
購入の動機は自転車歴と共に1回のサイクリングの走行距離も伸びて、予備のチューブが1本では心もとなくなって来たのが切っ掛けでした。加えてCO2ボンベやインフレーター等追加で持って行きたい物が増えて、今までのツールケースでは容量不足になったのも大きな理由です。
ケースの中身はこちら👇
■R250ツールケース スリムロングの中身
・ゴム手袋 1双
・予備チューブ 2本
・タイヤレバー 1セット(3本)
・携帯工具 1セット
・タイヤブート&パッチ 各2枚
・ミッシングリンク 1個
・携帯ポンプ用バルブアダプター 1個
・小型携帯ポンプ 1本
・CO2インフレーター 1個
・CO2ボンベ 1本
・携帯ポンプ用延長ホース 1本
・タイラップ 5本
・11速用チェーン 5コマ
カブトのツールケースよりも100mℓ程度容量が大きいので、チューブを2本にしてCO2インフレーターとボンベも追加出来ました。
防水性はカブトのツールケースにはかないませんが、中央から両開きになる作りなので、中の物が取り出し易いです。荷室もメッシュのポケットとファスナー付きの部屋に分かれており、中身を分別しやすくなっています。
その他にもケース上端を少し細くする事でペダリングの際に足と干渉し難くしたり、ジッパーのフラップが風でバタつかない様になっていたりと、細かな工夫がされている所も非常に良い点です。
ツールケースの中身
次はツールケースの中身をご紹介したいと思います。おおむね100kmを超えるライドでのパンクやチェーン切れを想定して選定した物になっています。
タイヤチューブ
クリンチャー派の私は常に予備のチューブを2本ツールケースに入れています。ブランドは特にこだわりはありませんが、お金に余裕がある時はパナレーサーのR-AIRを購入しています。
チューブがしなやかで乗り心地が良いので、ロングライドに向いていると思います。難点は価格がお高目なので、ふところに余裕がある時しか買えない所です。
タイヤレバー
タイヤレバーはロードバイクを始めた頃にパンク修理キットとして購入したパナレーサーの物を愛用しています。チューブを傷つけ難い形になっており、丈夫なので長く使えます。
パッチとポーチがセットになっている物が お勧めです。
携帯工具
携帯工具はTOPEAKのALiEN RXを使っています。10年以上前のモデルですが、チェーンカッターやトルクス、各種ヘックスに加えてナイフや栓抜きまで備えた重装備仕様です。こうして見ると使わない物も結構あるので、見直しが必要と感じています。
ちなみな現在RXはカタログ落ちとなっており、ALiEN Xが最新のモデルとなっています。
タイヤブートとパッチ
タイヤブートは定番のParkTool製、パッチはパナレーサーのイージーパッチを持ち歩いています。
但しタイヤをContinentalのGP5000に変えてからはパンク知らずなので、お世話になった事は無く、お守り代わりと言った所でしょうか。
バルブアダプターとミッシングリンク
バルブアダプターは小型携帯ポンプの口金がフレンチバルブに対応していないので常備しています。ミッシングリンクはチェーン切れへの対処用にKMCのシマノ11速対応品を一つ持つ様にしています。
リアディレーラーが破損する様なトラブルの際は、チェーンをカットしてシングル化する等の処置をする場合にもミッシングリンクが役に立ってくれると思います。
小型携帯ポンプ
air boneのスーパーミニポンプはチューブ交換の時にホイール内へチューブを収めやすくするために少しふくらませるのに使用しています。
車体に取り付けているメインの携帯ポンプを使えば良いのですが、炭酸ガスボンベを使う時にわざわざメインの携帯ポンプも準備するのが面倒で、取り回しの良いこのポンプを使っています。メインのポンプが何らかのトラブルで使えなくなった時のバックアップも兼ねていますが、これでフルにエアー圧を上げる自信はちょっと無いです・・・
CO2インフレーターとボンベ
CO2インフレーターとボンベはTOPEAKのマイクロエアーブースターを使っています。口金をチューブのバルブへ押し付けるだけでガスが注入される構造なので使い易くて気に入っています。
ボンベは走る距離によって2本持つ場合もあります。但し使い終わってしまうと空のボンベを持ち歩く事になるのでデメリットもありますが、やはり重労働の空気入れ作業を一瞬で終わらせられるのは助かります。
お助けチューブ
トライスポーツのお助けチューブはair boneスーパーミニポンプを使って空気を高圧まで上げなければいけない時用に持っています。メインの携帯ポンプの延長ホースとしても使えるので、あると便利なアイテムです。
11速チェーン用コマ
チェーン交換で出た余りのコマをチェーン切れトラブルの際のつなぎ用として携帯しています。
ミッシングリンクが切れれば予備と交換すれば良いのですが、何らかの理由で別の部位が切れてコマが足りなくなった場合に備えて入れています。これもお守り代わりの様なものですね。
タイラップ
タイラップは様々なトラブルのリカバリー用に常備しています。特にバッグやライト類の取り付け部の破損を考慮して150mmの物を5本ほどツールケースの隙間に忍ばせています。
軽くて場所も取らず幅広く使えるので、持っていると安心できます。
携行品の見直しと今後の課題
ここまで私の使っているツールケースとその中身をご紹介して来ましたが、まだまだスリム化が足りないと感じています。私が心配症であれもこれもと持ち物を増やし過ぎる癖があるので困ったものです。
気になるアイテム
現在ツールケースの中身で大きな割合を占めているのがパンク修理のためのアイテム達ですが、CO2インフレーターに代わって最近は小型の電動携帯ポンプが普及し始めています。
特にCYCPLUSは初期モデルの発売からある程度の期間が経過し、様々な改善がなされたモデルがラインナップされていて非常に魅力を感じます。
今後の課題
今回の記事でツールケースの中身の棚卸しが出来、古いアイテムや過剰な物が結構ある事に気が付けたのは大きな収穫でした。これからは工具などのアイテムを本当に必要な物に厳選し、電動携帯ポンプ等の最新アイテムも順次取り入れる事で、装備のスリム化、軽量化を図って行きたいと思います。
今回の記事が皆さんのライドのお役に立てれば嬉しいです。
それではまた次の記事で。