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コラム

【コラム】リムブレーキホイールとブレーキシューのメンテナンス

今回は私が定期的に行っているホイールとブレーキシューのメンテナンスについてご紹介したいと思います。

ブレーキタッチの感触が良くなって、自転車に乗る気持ち良さが一段上がる簡単なメンテナンスなので、どうぞ最後までお付き合い下さい。

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はじめに

今回ご紹介するのはリムブレーキ用ホイールとブレーキシューのメンテナンスになりますので、ディスクブレーキのバイクにお乗りの方はごめんなさい。

また自転車歴の長い諸先輩方はすでにやられている内容かと思いますので、ご自分のメンテナンスと比較しながらゆる~くご覧ください。

リムブレーキの原理

リムブレーキの原理は皆さんすでにご存じかと思いますが、簡単に言うとブレーキキャリパーにセットされたシューでホイールのリム面を挟み込み、その摩擦抵抗でバイクを制動しています。

おなじみのリムブレーキ

 

制動力をブレーキシューとホイールのリムに依存することから、この2つのパーツのコンディションを良い状態に保ってあげる事が、気持ちの良いブレーキフィーリングを維持する肝になると言えるでしょう。

リムブレーキのメンテナンス

メンテナンスと言っても私自身プロではありませんので、日常で出来る簡単な整備を定期的に行っているに過ぎません。

でもこれをしてあげるとブレーキのタッチが向上して、サイクリングの時の気分が上がりますのでお勧めですよ。

1.ブレーキシューのクリーニング

まず最初はブレーキシューのクリーニングからです。

バイクの前後ホイールを外してブレーキシューの当たり面を確認します。

細かい金属片や異物等がブレーキシューの当たり面に食い込んでいませんか?

ブレーキシューの当たり面を見て見ましょう

 

これを長期間放置してしまうとブレーキを掛ける度に異物をホイールのリム面に押し当てる事になり、シューだけでなくホイールのリムまで削れる事になってしまいます

メンテナンスは至って簡単です。千枚通し等の先のとがった工具でブレーキシューに食い込んでいる異物を取り除いてあげます。

シューに食い込んでいる異物を取ってあげましょう!

 

大抵はこれでブレーキフィーリングが良くなりますが、異物が大きい場合や深く食い込んでいる場合は除去した跡が盛り上がってしまうことがあります。

この場合はブレーキのタッチがしばらくゴツゴツして不快になる事がありますので、サンドペパー等で平にならしてあげると良いでしょう。

ペーパー掛けの後はシューの当たり面をきれいに清掃して下さいね。サンドペーパーの粒子が付着しているとホイールのリム面を傷つける恐れがあります。

2.ホイールのリム面を研磨する

続いて行うのはホイール側のメンテナンスです。

こちらもやる事は至って簡単で、ブレーキシューが当たるリムの面をラバー砥石を使って研磨してあげるだけです。

こちらがその際に使うラバー砥石になります👇

こちらがラバー砥石です

 

こちらの砥石はホーザンのラバー砥石 K-141という製品で、用途は金属表面に付着した錆や頑固な汚れを落とすのに使います。

写真はHOZANのサイトより引用

私の場合はバイクを洗車するついでに、このラバー砥石を使ってホイールのリムのブレーキシューが当たる面を磨きます。

もちろん砥石と言うからには微粒な研磨粒子の塊なので、あまり頻繁に磨くとリムが摩耗して薄くなってしまいますから、ブレーキのタッチが悪くなって来たなと感じたら磨くようにしています。

ちなみに私は直接砥石を手で持って磨いていますが、HOZANからはラバー砥石ホルダーも販売されていますので、手を汚したくない方はこちらを使うのも良いかと思います。

写真はHOZANのサイトより引用

 

メンテナンスの効果

ブレーキのフィーリングが良くなりますよ👍

 

メンテナンスの効果として如実に感じられるのは、ブレーキシューがホイールのリム面に触れた時のタッチの滑らかさです。

異物を噛んでいる時にブレーキレバーから伝わるゴリゴリ、ザラザラとした感触が消えて、文字通りス~っと気持ち良く制動してくれる様になります。

このフィーリングの改善を味わうと、サイクリングの質が一段上がった気分になりますので、まだやった事が無いと言う方は是非お試し下さい。

まとめ

ディスクブレーキが主流となりつつある昨今ですが、リムブレーキと言うシステムは長い自転車の歴史の中で成熟してきた機構であり、これから先も十分現役で通用するものだと思っています。

何より作りがシンプルで、今回ご紹介した通りメンテナンス性に優れ、輪行がし易い等のメリットも多くあります。

リムブレーキ車を愛する皆さん、小まめにメンテナンスで愛車をいたわり、これからも自転車ライフを楽しんで行きましょう。

それではまた次の記事で!