シマノDi2のリアディレーラー調整と聞くと何だか難しそうですが、やり方を覚えてしまえば意外と簡単です。 Di2ユーザーでリアの変速がいまいち気持ちよく決まらないという方はショップへ持ち込む前に一度ご自分で調整を試してみて下さい。
【PR】
【ワイズロードオンライン】
意外と簡単なDi2リアディレーラーの調整
もしライド中にディレーラーの変速が決まらなくなったら・・・ 思ったタイミングでギヤが切り替わらないとイライラして、折角のサイクリングが全然気持ち良くないですよね? 機械式のディレーラーなら簡単に調整できるけどDi2はちょっとと言う方、そんなことはありません! 手順さえ知っていれば出先でも簡単に調整が出来るので、Di2ユーザーの方は覚えておくと安心ですよ!
調整手順
手順1.フロントのギヤをインナーに入れる まずは前側のギヤを小さい方のインナーへ変速しましょう。
手順2.リヤ側をロー側から5枚目に変速する 次に後ろ側のギヤを一番大きいギヤから数えて5枚目のギヤへチェーンが掛かる様に変速します。 ここがリヤディレーラーの調整をする時の基本位置になります。
【補足説明】 シマノDi2のリアディレーラーは上記のポジションでロー側(大きいギヤ側)へ16段、 トップ側(小さいギヤ側)へ16段の合計32段の幅で微調整が出来る様になっているそうです。
手順3.ジャンクションAのモード切替ボタンを長押しして調整モードへ切り替える 次はあなたのDi2に付いているジャンクションAを探して下さい。 ハンドルステムの下やハンドルバーエンド、ダウンチューブのところ等に付いているはずです。
ジャンクションAが見付かったら、そこに付いているモード切替ボタンを2秒ほど長押しして赤いLEDランプが点灯したの確認して下さい。 これで調整の準備が出来ました。
手順4.チェーンが4枚目のギヤ触れて音鳴りがするまでディレーラーを動かす クランクを回しながらリヤ変速側のSTIレバーのロー側スイッチを押して、チェーンがロー側から4枚目のギヤに触れ、かすかに音鳴りする位置までディレーラーを動かします。 変速スイッチを押す度にリアディレーラーがピクピクと少しずつ下り側へ動くのが分かります。
手順5.トップ側へ4回変速レバーを押す 4枚目のギヤにチェーンが接触して音が出たら、そこからトップ側へ4回変速レバーを押した位置がリアディレーラーの正規の位置になります。
手順6.ディレーラーの調整モードを終了する 調整が出来たら再度ジャンクションAのモード切替ボタンを長押ししてLEDが消灯したら終了です。
手順7.変速の確認 変速が決まらなかったギヤでアップ・ダウンの変速を繰り返してみてきちんとギヤが変わってくれるか確認しましょう。 しっかり変速してくれれば調整は終了ですが、今一もたつくなと言う時はもう一度手順3までを行ってから、切り替わって欲しい側の変速レバーを1回ずつ押して更に微調整を行います。
シフトアップ側へ切り替わり難い時は登り側の変速スイッチを1回押して微調整、シフト ダウン側へ切り替わり難い時は下り側の変速スイッチを1回押して微調整という感じです。
モードを通常に戻したら再度変速の具合を確認してOKなら終了です。ダメなら上下16段の範囲内で更に微調整が出来ますが、ディレーラーハンガーが曲がっていたり、ホイールが真直ぐセットされていなかったりする可能性があるので、再度自分で確認するか、心配であればショップに相談となります。
【PR】
ワイズロードの自転車・パーツ・サイクルウェア通販サイト
いかがでしょうか? 出先で何らかのアクシデントがありDi2の変速の調子が悪くなった時に、調整方法を知っていれば、サイクリング中のストレスを大幅に軽減できると思います。 工具も必要無いのでチャレンジしてみて下さい。
それではまた次の記事で。