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アイテム

【レビュー】レックマウント

今回はサイクリストの間でも使用率の高いレックマウントのレビューをしてみたいと思います。

パーツのバリエーションが非常に多く拡張性が高いマウントなので、用途に合わせて様々な組み合わせ方が出来るのが特徴です。

そこで今回は私が主にブルべでの使用を目的に組んだレックマウントをご紹介してみたいと思います。

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製品概要

サイクルコンピューター・ライト類・カメラ・スマートフォン・ゼッケン・ナビゲーションなどユーザーが使用時に安全かつ便利でスッキリして使える事を目指して開発しました。 日本で 企画開発・設計・最終工程(組立など)を行っている日本製品が主。      ※文章はレックマウントのサイトより引用

画像はAmazonのサイトより引用

ベースはこちらのType19をメインに好みのパーツを選んでカスタマイズして行く形になるかと思います。

購入動機

購入の動機は冒頭でも触れましたが、ブルべに参加するにあたってGPSやライト類をまとめて装着するするために購入しました。

私はブルべのコーストレースにGarminのeTrexを使っているので、これを一番見やすい位置に置くと同時に前照灯のVOLT800、2本を邪魔にならない場所へ設置できるマウントを探していました。

レックマウントを導入する前は、こちらのマウントでeTrexをハンドルに取り付けていましたが、視線の移動量をもう少し小さくしたいと思い新しいマウントを物色していた所でした。

ゆるふわーくすさんのeTrex用CATEYEアタッチメントで組み上げたブラケット

そこで目を付けたのが、様々なツールを機能的に取り付けられるレックマウントと言うわけです。

※ちなみに「ゆるふわーくすeTrex用CATEYEアタッチメント」についてはこちらの記事でレビューしていますのでチェックしてみて下さい👇

【レビュー】ゆるふわーくすeTrex用CATEYEアタッチメント

パーツセレクト

レックマウントには様々なパーツが揃っており、それを組み合わせることで自分の理想のマウントを組み上げる事が出来ます。

そこで今回私が選択したパーツを下の一覧にまとめてみました。

■ブルべ仕様レックマウント構成パーツ一覧(あかつきの場合)👇

パーツ名[型式] 価格
リペアパーツ(補修パーツ)両持ちナロー用

Type9 Type19用アームセット(左右ペア)

[ARM19-254]

¥2,750
サイクル用ヘッドパーツType4 [HED-T4] ¥4,400
Garmin Mapping Handhelds(ハンディGPS)用アダプター     トライポットタイプ eTrex・Oregon・GPSMAP用 [CN-GHG] \1,650
両持ちナローマウント用 ライトアダプター CATEYE 左右セット[LR-CATHL3] \4,400

これらのパーツを組み合わせて出来たのが、こちらのマウントです!

選んだパーツを組み上げるとこんな感じになります



実装

これでeTrexとVOLT800×2本を装着出来るマウントが完成したわけですが、見た目が結構ゴツくなってしまいました。

気になる重量はと言いますと、実測で168gでした。

重さは実測で168gとなりました

普段使っているキャットアイのアウトフロントブラケットにGarminサイコンをマウント出来る様改造した物が71gなので2倍以上の重さになります。

とは言え使用目的はあくまでブルべなので、レースの様に1分1秒を争う協議ではありませんから、その辺はおおらかにスルーしようと思います。

それでは、いざ実装です!

実際にeTrexとライトを取り付けるとこんな感じです

ナビゲーション用のeTrexを視線の移動量の一番少ない中央前方に、前照灯のVOLT800はその下に並べて配置する事が出来ました。

ハンドル右側にはEDGE820Jを純正マウントで配置して、速度、ケイデンス、斜度、気温等の情報を確認します。またeTrexがトラブルを起こした時のために、EDGEにも地図データを入れて、サブのナビゲーションとして使える様にしてあります。

ハンドル左側にはデイライト用のVOLT100とベルをCATEYEの純正ブラケットでマウントしています。

VOLT100は夜間はヘルメットに取り付けたブラケットに移動して、ヘッドランプとして使用します。これがあれば街灯の無い場所でパンクしても、手元を照らしながら修理が出来ます。

実際の使用感

実際にこのマウントを使って何本かブルべを走りましたので、その時の使用感をレポートしたいと思います。

ランドネきたかん西回りで使った時のひとこま

重さ

マウントの重量でも触れましたが、それに加えてGPSとライト2本が追加になるので当然結構な重さになります。

その他にもハンドル周りに複数のデバイスを取り付けるので、ダンシングでハンドルを振ると、それなりにモッサリした感じになります。

しかしこれは利便性とのトレードオフだと思いますので、使い手の私が納得していれば大した問題では無いでしょう。

疲労の軽減効果

実際に走りながらeTrexの画面を見てみると、ハンドルバー上に取り付けている時と比べて視線の移動量が格段に減り、ブルべ後半での疲労の蓄積が軽減されたと思います。

たかが視線の移動と思われるかも知れませんが、走る距離が長いほど前方からナビへ視線を落とす回数が増えて、首や肩回りの筋肉にボディーブローの様に効いて来ます。

これが軽減出来たのは、レックマウントを導入して感じた一番の効果だと思います。

機器のホールド性と着脱のし易さ

続いてはeTrexやVOLT800のホールド性と着脱のし易さですが、ホールド性は全く問題ありませんでした。

走行中の振動でカタカタいったり、機器が脱落する様な事も無く安心して使えました。  ※念のためeTrexには落下防止のバンジーコードを常に装着しています。

機器の着脱に関しても良好でした。クリアランスも丁度良く付け難い、外し難いという事は全く無く、スムーズに着脱出来ました。

ちなみにeTrexのマウントはベースがカメラマウントなので、アタッチメント部分で下の写真の様に切り離すことも出来ます。

アタッチメント部分での取り外しも出来ます

ネガティブ要素

ここまでご紹介して来て重さ以外にあまり不満点は出していませんが、他のネガティブな要素として二つ上げておきたいことがあります。

重みでおじぎする

まず一つ目は走行時の振動や衝撃でマウントが徐々におじぎをして来ることがある点です。

まあアタッチメントてんこ盛りに加えてeTrexとライト2本を付けて走れば、路面からの衝撃で少しずつおじぎしてしまうのは致し方ないかなと思います。

それでもガクッと一気に下を向くようなことは無かったので、クランプ部分の作りは優秀なのだと思います。

ブルべ中も重みで前が下がって来たことに気付いた時は、携帯工具で角度を修正して増し締めをしていました。

この問題は今後マウントの組み合わせを再構築する時に活かしたいと思います。

コスパ

冒頭の方でもご紹介しましたが、今回のマウントを組むために掛かったコストを定価で計算すると、合計で¥13,200になります。

加工精度や塗装の質感も良いので、購入した際の満足度も高いアイテムではありますが、もう少し手の届き易い価格にしてもらえると嬉しいですね。

評価

評価:

レックマウントの良さはサイクリストの皆さんの装着率の高さからも証明されているので、今更私があれこれ言う必要も無いかと思います。

造形や質感も申し分ないので、後は価格と言う所でしょうか?

いずれにしてもパーツバリエーションの豊富さはピカイチなので、理想のマウントを楽しみながら組み上げられると思います。

使いやすいマウントをお探しの方は、是非レックマウントさんのサイトをチェックしてみて下さい。

それではまた次の記事で。