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コラム

【コラム】Willer Granturismo R Team Disc フレーム購入

今回は以前から欲しかったWillerのフレームを手に入れましたので、皆さんにご報告も兼ねて購入までの経緯などを書いて行きたいと思います。

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NEWフレーム概要

今回購入したフレームはWillerのGranturismo R Team Disc 2024年モデルです。

Willerラインナップの中ではミドルグレードにあたるカーボンエンデュランスロードです。カラーはブラック/ヴェルベットラマートを選びました。

写真は完成車でWiller Japanのサイトより引用しています

「Gran Turismo」と聞くと有名なレーシングゲームを思い浮かべる方が多いと思いますが、これはイタリア語で「大旅行」という意味になります。

自動車の世界では長距離ドライブに適した高性能車をいわゆるGTカーと呼んだりしますが、このバイクもその名の通りロングライドに適したエンデュランスモデルとなっており、一般的にGTRと呼ばれています。

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購入動機

購入の動機は至って単純で、ブルべを走るためのディスクロードバイクが欲しくなったからでした。

現在メインバイクとして乗っているPinarello GAN-Sが購入から9年目を迎えましたので、この辺りで今まで乗った事の無いディスクロードに乗ってみたいと言う欲求が強くなり、購入しました。

今年9年目を迎えるPinarello GAN-S

このバイクを選んだ理由

ではなぜ数あるディスクロードの中からGTRを選んだのか?

その理由はこちらとなっています。

手に入れやすい価格

まず一番重要かつネックになって来るのが価格です。

昨今のロードバイクは価格が高すぎて、安月給のサラリーマンがおいそれと買えない代物ばかりになっています。

その点GTRはフレームセット価格が¥247,500(税込み)と良心的です。

お陰で私でも頑張って貯金したら手に入れる事が出来ました。

ちなみに2025年モデルからGTRは完成車のみの販売になってしまいましたので、フレーム買いでバラ完をしたい私にとっては、今回購入出来たのはとてもラッキーでした。

ケーブルフル内装じゃないところ

GTRを選んだもう一つの理由は、ケーブル類がフル内装になっていない点でした。

現代のトレンドに逆行する様な選択に思われるかも知れませんが、敢てフル内装のフレームを選ばないのには理由があります。

写真はWiller Japanのサイトより引用しています

ロングライド、特にブルべでは、アベレージのスピードはそれ程高くなく、レースの様に高速巡行するシーンはほとんどありません。(私の場合は出来ないと言った方が正解?)

従って過度な空力性能は宝の持ち腐れになりますし、ワイヤーが外に出ている事で損なわれるパワーなんてたかが知れていると言うのが私の持論としてあります。

それどころかケーブルを全てステムやフレーム内へしまわれてしまうと、メンテナンスがし難い上に、選べるステムやハンドルのバリエーションも限定されて、見た目の良さ以上にデメリットの方が大きく感じます。(電動コンポ&油圧ブレーキの場合はまた別ですが)

特に今回のフレームは機械式コンポと機械式ディスクブレーキで組む予定なので、ケーブル類の屈曲がきつくなり易いフル内装仕様は初めから選択肢にありませんでした。(フル内装ユーザーの方ごめんなさい)

汎用シートポストなところ

さらにGTRの良い所は、シートポストが汎用の丸ポスト仕様になっている所です。

シートポストは汎用性の高い丸ポストです

レーシングモデル等のエアロ形状のフレームでは、シートポストも専用の物となるため、選択肢がほとんど有りません。

しかも翼断面形状をしている事が多く、ブルべで大型サドルバッグを取り付けようとすると、固定用のベルクロが短くて回しきれない事があります。

エアロシートポストは両刃の剣で、デメリットもあります

その点汎用の丸ポストならば、素材はアルミからカーボンまで選び放題で、サドルバッグも取り付けに悩む事はありません。

ちなみにGTRのフレームセットにはRitcheyのアルミシートポストが付属して来ました。

フレームに付属するRitcheyのシートポスト

はじめはこちらのシートポストを使って組み立てて、後々は軽量化も兼ねてカーボンポストに交換するのも良いと思っています。

見た目とメーカーの歴史

そして最後に購入する理由で外せないのが見た目の恰好良さです。

決して多くない予算をやりくりして買うのですから、機能や価格ばかりを追い求めた結果、大して好きでもないバイクを買っては本末転倒です。

最近はメーカー名やロゴが控え目で、シックな見た目のバイクも良く見かけますが、私は古いタイプの人間なので、ダウンチューブにデカデカとメーカー名が入っているバイクが好きです。

その点GTRのカラーデザインは私にとってはドストライクでした。

写真では分かり難いですが、実物は非常に深い色味をしています

またメーカーであるWillerはBianchiに次ぐイタリアの老舗という事で、歴史と魅力を感じる事も出来、同時に所有する喜びも満たしてくれました。

ハルバードをモチーフにしたメーカーロゴも気に入っています

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フレームサイズとジオメトリー

今回GTRのフレームセットを購入するにあたり、サイズ選びの段階で少し悩みましたので、それも参考に書いておこうと思います。

というのは、現在のメインバイクであるPinarello GAN-Sがレースモデルのジオメトリーであるため、エンデュランスモデルのGTRとではポジションの差が大きくなりそうだったからです。

実際にGAN-SとGTRのジオメトリーを比較したのがこちらの表になります。

■GAN-SとGTRのジオメトリー比較(単位:mm)

GAN-S サイズ:515 GTR サイズ:S GTR サイズ:M
シートチューブ c-c 515 425 445
トップチューブ長 L 535 527 540
シートチューブ長 H 510 480 500
シートチューブ角度 A 73.7 74.5 74
ヘッドチューブ長 H1 130 130 148
チェーンステー長 L1 408 406 408
ヘッド角度 A1 72 71.5 72
リーチ REACH 378 378 383
スタック STACK 532 531 548
画像はWiller Japanのサイトより引用しています

私の身長は176cmなので、Pinarelloのサイズ表では515というサイズになります。

これをWillerのサイズ表に当てはめると、1サイズ小さいSか、適正サイズとされるMかで迷う事になります。

GTRはエンデュランスモデルなのでMサイズだとヘッドチューブ長がGAN-Sより18mm長くなります。

GAN-Sは現在15mmのコラムスペーサーを入れてポジションを出していますので、GTRではスペーサーを全て抜いても3mmハンドルが高くなる計算になります。

それならばヘッドチューブ長の同じSサイズが良いかとも思いましたが、ショップに相談した結果、年齢的にも今後は深い前傾姿勢を取り続けるのがしんどくなるでしょうとのアドバイスを頂き、若干アップライトなポジションとなるMサイズをオーダーする事にしました。

エンデュランスモデルらしくヘッドチューブは長目に出来ています

逆に現行のポジションを新しいバイクでも忠実に再現したい場合は1サイズ小さ目を選択して、ステム長を長くするなどしてポジション出しをする方法もあるという勉強にもなりました。

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納品前のガラスコーティング

フレームサイズが決まったので、今回は納品に合わせてガラスコーティングもお願いする事にしました。

ブルべでは雨天の走行も避けては通れないので、フレームを出来るだけ綺麗に長持ちさせたいという思いから、ショップにお願いしてコーティングをして頂きました。

フレームのコーティングは今回初めて実施して頂きました

施工の金額はショップの割引を適応して頂き¥5,115でした。

サイクルショップカントウさんいつもありがとうございます。

まとめ

今回はWiller GTR Team Discのフレームセット購入のご報告でした。

改めて記事を書きながら感じた事は、同じカーボンバイクでもレーシングモデルとエンデュランスモデルでは、用途の違いでジオメトリーがかなり変わる事への驚きでした。

そしてGTRが組み上がった時に、エンデュランスモデルがブルべで与えてくれるであろう恩恵にも、益々期待が膨らみました。

まだまだ購入しなければいけないパーツが沢山ありますが、これからも楽しみながら準備をすすめて完成を目指したいと思います。

当面の次なる目標はディスクブレーキ対応のホイールになりそうです。

それではまた次の記事で。