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コラム

【コラム】サイクリングレポート 鬼怒川上流4ダム巡り④

前回に続いて鬼怒川上流4ダム巡りの4回目をお送りします。

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最終目的地 川俣ダムへ

霧降高原大笹牧場での休憩を終えて県道169号線を栗山郷へと下って行きます。結構勾配のきついワインディングなので、下りながら帰りに同じ道を登り返す事を思い少しブルーな気分になります。

栗山郷の入口へ

栗山郷

県道169号を下り切ると県道23号との交差点にぶつかります。これを左折すれば今日の目的地である川俣ダムへ、右折すれば前回のライドで訪れた川治ダムに行く事が出来ます。

残り距離も13kmほどになりもう一頑張りです。ここから先はトンネルが続く区間なのでR250のおにぎりリフレクターミニと、自動点灯のリアライトCATEYE OMNI3 OUTが頼りです。



トンネルを抜けて鬼怒川に掛かる橋を渡ります

時刻は10時を回り中々良いペースで走れています。この分なら11時前には目的地の川俣ダムに着けそうです。

川俣ダムの案内板が見えました

鬼怒川に沿って県道23号線をさらに進み、トンネルを抜けるとついに川俣ダムの案内板が見えました。わき道をダムの駐車場に向かって下って行きます。

川俣ダム到着

川俣ダム駐車場

案内に従って進んで行くと間もなく「川俣ダム 瀬戸合峡遊歩道」駐車場の看板が見えて来ました。時刻は間もなく11時になろうというところです。

事前のリサーチである程度情報は仕入れていましたが、川俣ダムは駐車場がダムに隣接しておらず、ダムまでは遊歩道を少し歩かなければ辿り着けません。

瀬戸合峡遊歩道入口

ということでここからは少し散歩の時間です。SPD-SL用のシューズでは歩き難くクリートもすり減ってしまうので持参したクリートカバーを付けて遊歩道をダムに向かって歩きます。


 

遊歩道はきれいに整備されており歩きやすいです。ただ勾配が結構付いているので行は下りで楽ですが、帰りがしんどそうです。

瀬戸合峡遊歩道

川俣ダム見学

遊歩道をのんびり歩いていくと左手前方にダム湖と川俣ダムが見えて来ます。

湖水と木々の緑に切り立った山肌、それに溶け込むダムのコントラストが何とも言えない美しさで、しばし見入っていまいました。

ダム湖と川俣ダム

いざ資料室へ

ひとしきりダムの景観を楽しんだ後はいよいよお待ちかねの資料室です。遊歩道のフェンスに掲げられた案内板からも期待が高まります。

いよいよお目当ての資料室へ

資料室の入口は遊歩道から階段を少し下った先にありました。階段のすぐ右手には山の岩肌が迫っており、鬼怒川上流4ダムの中でも川俣ダムの立地の厳しさがうかがえます。

入口でも「かわま」さんがお出迎え!

ダムの歴史と特徴

期待を胸に川俣ダム資料室へお邪魔しました。中へ入るとすぐにキヌダム4姉妹の次女「かわま」さんのキャラクターボードが出迎えてくれます。

資料室の中は明るく展示資料も豊富です

川俣ダムはアーチ式コンクリートダムで1959年着工、1966年完成と私より少し先輩のダムになります。堤頂の長さ131mに対して堤高が117mもあり、アーチ式コンクリートダムとしては日本一縦長のダムになるそうです。

ダムカードとスタンプをゲット!

資料を見学した後はダムカードとスタンプラリーのスタンプを頂きます。これでついに鬼怒川上流4ダムスタンプラリーのスタンプが全て揃いました!

4ダムのスタンプが全て揃いました!

特典を頂きに管理事務所へ

スタンプラリーのスタンプが全て揃ったので特典のダムカードホルダーを頂きに、ダムの管理事務所へ伺います。管理事務所は遊歩道から更に階段を下った場所にあります。

入口でインターフォンを鳴らし、職員の方にスタンプシートを提示すると「4ダム制覇!おめでとう♪」の日付入りスタンプが押されて、こちらの特性ダムカードホルダーを頂きました!

4ダムのダムカードを入れられる特性カードホルダーゲット!

鬼怒川上流4ダム巡りの目的を無事に達成する事が出来たので、川俣ダムをもう少し見学します。

荒々しい岩盤にそびえ立つ川俣ダムの雄姿

ここで時刻は11:30となりましたので、名残り惜しいですがそろそろ次の目的地である黒部ダムに向けて移動します。

もちろん復路の遊歩道は登り勾配でしんどかったのは言うまでもありません(;^ω^)

復路でもダムカードゲット

川俣ダムを後にして、ここからは復路となります。県道23号線を一度それて県道249号線に入り土呂部を目指します。

県道249号線を土呂部方面へ

黒部ダムと言うと富山県の黒部ダムが有名ですが、今回お邪魔するのは鬼怒川土呂部川の合流点に位置する歴史あるダムです。

黒部ダム到着

県道249を進むと程なくして右手前方に黒部ダムが見えて来ます。落差こそ大きくないものの、その外観は長年の風雪に耐えた非常にノスタルジックな佇まいです。

大きくはありませんが非常に趣の有るダムです

それもそのはず、黒部ダムの歴史を紐解いてみると竣工は何と大正元年で日本初の発電専用コンクリートダムと言われているそうです。

木々の緑と川の流れに癒されます

当然富山の「黒四」ダムよりも歴史は古いので、名前の元祖はこちらのダムという事になります。

管理施設とおぼしき建物はありますが、ここでのダムカード配布は行われていないので、モニュメントの前で記念の写真を撮り先を急ぎます。

記念碑と一緒に

栗山ダムには行けず

黒部ダムを後にして一路ダムカードを頂ける「栗山ふるさと物産センター」を目指します。本来は途中もう一か所栗山ダムへ立ち寄って写真を撮りたかったのですが、事前のリサーチでダムに至る途中のトンネルが崩落により通行止めとなっている事が分かっていたので、今回は諦めました。

栗山ふるさと物産センター

栗山ダムをスルーして先へ進み、「栗山ふるさと物産センター」へ到着です。ここで時刻は12:00を回ったので、何か地の物を食べたいところです。

栗山ふるさと物産センターで休憩

まずは売店の方に声を掛けてダムカードを頂きます。栗山ダムは道が通行止めなので、証明写真無しでもカードが頂けました。

ダムカード2枚をゲット!

カードも無事に頂けたので、ランチと行きたい所ですが、店内の奥にある食事処へ目をやると、そこには現在休業中の文字!

近くにはコンビニも無いので取れる選択肢は大笹牧場まで戻るの一択しかありません。という事で往路で下った山道を今度はヒルクライムで登り返すのでした。

大笹牧場到着そしてお昼ご飯

少し長めの登りをこなして、ようやく大笹牧場へ着きました。時刻はもう少しで13:00になろうとしています。

往路でも立ち寄った大笹牧場に到着

いよいよ待ちに待ったランチタイムです。せっかく大笹牧場まで来たのでジンギスカンを頂きたい所ですが、予算の¥1,000をオーバーしてしまうので予算内で食べられるソースかつ丼を頂きました。

食べ応えもあって美味しかったです

帰路とまとめ

お腹も満たされましたし、ドリンクも十分補給できました。

ここからの帰路は朝通った県道245号線を下り、今市を経由して小来川の県道70号線に入ります。その後も車通りの少ない道を選び、鹿沼市を抜け自宅へは16:00頃に無事帰着しました。

まとめ

今回で昨年からスタートした鬼怒川上流4ダム巡りも無事にフィニッシュする事が出来ました。ブルべをお休みしている間のトレーニング目的で何気なく始めたダム巡りでしたが、ここまで楽しめるとは思っていませんでした。

今回頂いたグッズたち

山深い土地の自然とそこ有って日々淡々と仕事をしているダム達。まったそれぞれのダムの歴史やダムを管理する方たちの来訪者を楽しませようとする工夫や気配りにも触れることが出来て、非常に楽しいサイクリングになりました。

栃木にはまだ沢山のダムがありますので、今後もサイクリングに訪れた際はレポートをアップして行きたいと思います。

今回のサイクリングメモ

本日の走行データ

1.走行距離 158.4km

2.獲得標高 2,133m

3.平均速度 18.3km

4.走行時間 8:39:08